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リトレースメントの発展型?フィボナッチアークの正体とは

更新:2021年03月29日

こんにちは、ミウラです!

フィボナッチリトレースメントとは少し異なるアークの使い方を解説しましたが、

使い方に違いはあってもリトレースメントもアークも同じ性質のものです!

フィボナッチアークは、リトレースメントに横の広がり(時間の概念)を持たせたアレンジバージョンであり、

リトレースメントを補強したオブジェクトです!

そこで今回は、

【フィボナッチアークを利用することで、リトレースメントがどのように補強されるか】

についてお話します。

これを知ることにより、アークだけでなく、リトレースメントの使い方の幅が広がるでしょう。

目次

〇  リトレースメントとアークは同じライン

フィボナッチリトレースメントとフィボナッチアークは、

同一の基準に基づいて描かれるオブジェクトです。


ベースになっているのは、高値と安値といった2点の価格で、

これにフィボナッチ数の比率をかけて描かれています。

※ フィボナッチリトレースメント(FXブロードネット)(注1

この画像のリトレースメントとアークは、同じ23.6%のラインなのですが、

リトレースメントが直線なのに対して、アークは横軸にも比率がかけられているので、曲線になっています

アークは、ベースとなる価格は同じで比率をかけられているだけなので、

実はリトレースメントと同じラインなのです。

時間の概念をプラスするため、リトレースメントに修正をかけたものが、

フィボナッチアークだと言い換えることもできます。


つまり、リトレースメントとアークは別個のオブジェクトではなく、

リトレースメントを修正し、拡張したものだといえるのです。

このように直線であるリトレースメントが、時間の概念をプラスすることでカーブを描くように変形されている。

これがフィボナッチアークの正体です。

〇  リトレースメントのブレを示してくれるアーク

では、このようなアークへの拡張がどんな意味を持つのでしょうか。

前回も述べたように、フィボナッチアークは時間の概念はプラスされているけれど、

ベースは価格なのでフィボナッチタイムゾーンとはまるで異なるオブジェクトです。

それは、アークがリトレースメントを変形したものである、ということからもわかります。

単純に変形したものであるので、使い方も同じ。

しかし、変形をかけたことで、チャートからは新たな情報が読み取れるようになっています。


フィボナッチリトレースメントは、どこまで下がるか(上がるか)の目安を示すものです。

その目安がサポートやレジスタンスとして機能します

※ 61・8%、38・2%、23・6%という比率が抵抗帯や支持帯に(外為オンライン)(注2

アークはこの目安となるラインを上下に歪めたようなかたちになっているのですが、

リトレースメントと同様にサポートやレジスタンスとして機能します。

・リトレースメントとアークの機能は同じ

・しかし、上下にズレている

このズレは、目安となる水準のブレを示しています

FXやバイナリーで取引をしていれば、目安ぴったりで反転するということはまれで、

突き抜けたり、突き抜けなかったりすることのほうが多いことは、皆さん体験済みでしょう。

それはどうしても、その時々によって上下にブレが発生するからです。

フィボナッチリトレースメントも、反転ポイントをぴったり言い当てることはまれです。

それは上下にブレがあるためで、フィボナッチアークは、

ある程度、この上下にブレる範囲を示してくれるのです。


よって、このリトレースメントとアークに挟まれた部分の帯域が、支持帯や抵抗帯となります

リトレースメントを突き抜けたとしても、

このあたりで反転するだろう、という目安をアークは示してくれます

〇  一目均衡表の雲との違い

このような支持帯、抵抗帯というと一目均衡表が思い浮かびますが、

性質的に両者は大きく異なります。

一目均衡表の雲は分厚ければ分厚いほど、強力なサポートやレジスタンスとなりますが、

このリトレースメントとアークで挟まれる帯域にそんな性質はありません

※ 先行スパン1と先行スパン2を使った活用法(マネックス証券)(注3


リトレースメントとアークに挟まれた帯域は、そこまでは伸びるかもしれない、

というブレの可能性に過ぎません。

あくまで、「このあたりまでは動くかもしれない」という可能性を示すだけのものです。

分厚い部分を抜けたから強いトレンドのサイン、というような性質はないので注意してください

〇  次のリトレースメントも意識する

実際のトレードでは、これらの支持帯、抵抗帯と、

次のリトレースメントが接近、または接触していることも多いです。

よって、総合的な判断は当然必要になります。


このケースでは、上がっていくローソク足に対して、

抵抗帯を意識しつつLowを狙っていくことになりますが、

同時にすぐ上の23.6%リトレースメントも意識しないといけません。


そこに上ヒゲでタッチしているのを見て、

達成感が出たことを確認してからエントリーするという判断となります


23.6%を完全に上に抜けるのを待ってからLowで入る、という考え方もある場面ですが、

手前に長い上ヒゲが2本あり、23.6%へのタッチで達成感が出てしまってもう伸びないと判断

そこで、38.2%のリトレースメントとアークで挟まれた抵抗帯に沿って落ちる、

と考えてLowで入った、という流れになります。

アークによって描写された抵抗帯がなければ、入るポイントが見つからなかったケースであり、

アークによるリトレースメントの補強が役立った場面だと言えるでしょう。

〇  ひとまずはシンプルに考えてOK

少し複雑な話になりましたが、単純に考えてOKです。

アークはリトレースメントを変形したもので、

上方向や下方向へのズレの範囲を示している、というだけのことです。

リトレースメントを抜けてから、どのあたりで反転するだろう?と いう目安にすると、

リトレースメントだけを描いている場合よりも多くの情報を得られるでしょう

■■■■脚注■■■■

(注1)テクニカルチャート講座(FXブロードネット) 
(注2)初心者でもわかる!実戦チャート術 第6回 フィボナッチ・ピボット 
(注3)はじめてのテクニカル分析 一目均衡表 (マネックス証券) 

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